冬至の夜いかがお過ごしですか?
昔から冬至に“柚子”を入れた湯船に入ると風邪を引かないといって、柚子風呂に浸かっているお宅が多いのではないでしょうか?
普段何となく行っている昔からの風習、少し意味を考えると、意外に面白く、そして先人の知恵を垣間見ることができます。
「冬至にゆず湯に入る」というのは、少し言葉遊びみたいな所がありますが、
冬至は「湯治」に通じ、柚子は「融通」に通ず。
と言われています。
「融通」とは元々は仏教用語で「融通無碍(ゆうずうむげ)」と言い「物事が滞りなくスムーズに進む」という意味があります。
ゆずを入れたお風呂につかり、年末年始の忙しい時期に何事もなく無事に事が進みますようにという願いがあるようです。
実際、ゆず湯に入ると香りも良いですし、ゆっくり温まれば風邪予防にもなりますよね。
冬の厳しい寒さの中でも健康に過ごせますようにとの、先人の知恵と願いが込められているようです。
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