『昔話の深層』
河合隼雄
妙福寺トップページ > 妙福寺PRESS > 妙福寺おすすめ本 > 〝ブッダのことば〟中村 元訳 岩波文庫 987円
2011/02/28
いまさら、この本がおすすめです!とは恥ずかしい話ですが、何回読み返しても良いものは良いので紹介します。
ブッダのことば(スッタニパータ)は数多い仏教書のうちで最も古い聖典です。内容に難しい教理などはなく、シンプルに人間としてどう正しく生きる道か?が具体的に対話形式で説かれているものです。
すでに数多く訳書や派生本は出版されていますが、やはり原点を読み解く事の重要性を再認識させられます。
ちなみに私は〝犀の角〟が大好きです。何回も嫌になりましたが、それでもまた読ませる魅力が詰まっています。
最後にショウペンハウエルの言葉を引用させて頂きます。
“重き鎧も、今は翼ある衣、苦しみは束の間、喜びは永遠。”
難解で苦しい読書ほど、私の思想を自由にしてくれます。読みやすい本、サラッと理解出来る本も素晴らしいですが、深い思索には至りません。
ブッダの言葉を自分の栄養にして下さい。
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