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妙福寺あれこれ

2023/09/01

生死を離るる身とならんと思ひて候

=人生の目的=
「生まれて来なければよかった…」。「どうせ死ぬのに何で生きなきゃならないんだろう?」。生きていくということは大変です。時に私たちは生きる目的を見失います。そんな時どうしたらいいのでしょうか?
 悩んでいるのはあなただけではありません。深呼吸をして、空を見上げましょう。自然に身をゆだね草花のいのちを感じ、虫の声に耳を傾けましょう。気持ちが楽になる人に会いに行きましょう。みんな精一杯生きています。生きる力が湧いてくるのをゆっくり待ちましょう。
 生死の悩みは永遠の課題です。お釈迦さまは「いのち」を、三世(過去・現在・未来)に生きる永遠のものとします。人の行動や言葉は誰かとの「つながり(縁)」となって永遠にあなたの「いのち」として生きることになるのです。私たちは素晴らしいことで悩んでいるのです。今日も素晴らしい1日を生き切りましょう!
 
日蓮聖人御遺文
  『妙法比丘尼御返事』
 このお手紙だけではなく、日蓮聖人は人生のいろいろな局面に応じてこまめに便りをしたためて、悩みを抱えた人を勇気づけてきました。
弘安元年(1278)57歳

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