お問い合わせ

妙福寺PRESS:妙福寺から日々のつぶやきやニュースをお届けします

妙福寺トップページ  >   妙福寺PRESS  >  妙福寺あれこれ  >  心の財をつませ給うべし

妙福寺あれこれ

2020/01/01

心の財をつませ給うべし

ー怒りと付き合うー  
 
 心の宝を傷つける根本に貪り、愚痴、怒りの三毒があります。この3つは互いに絡み合っていますが、中でもまず生じるのは怒りではないでしょうか。
 最近は心理学でも「アンガーマネージメント」という怒りへの対処法の研究が行われています。それによればカッとした時、最初の6秒が重要だとか。その間、いかに心をコントロールするかによって沈静するか増幅するかが変わってくるとのこと。
 ところですでに仏さまはそのコントロール法を用意して下さっていたのです。カッとしたら心の口で唱えて下さい。「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」「はい6秒!」。
 今年の目標にしてみて下さい。 
日蓮聖人ご遺文
 
 『崇峻天皇御書』
 
 この書簡は堅固な信仰者四条金吾氏に与えられたものです。金吾氏の欠点は非常に短気な点でした。いかに信仰が篤くとも短気は身を滅ぼす元になります。
 この一節の前には「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり」とあります。ここでの「心の財」とはひとえに忍辱の心を持つことでした。
 
建治3年(1277)
         聖寿56歳

妙福寺あれこれComments(0)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*

code

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

バックナンバー

RSS Feed

Twitter

D5CB023A-7D31-4E44-B0C1-521F506CD42D

妙福寺おすすめ本

『昔話の深層』

河合隼雄

レビューを読む