『昔話の深層』
河合隼雄
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2021/12/22
寒さ厳しい冬至の夜、妙福寺では恒例行事〝星祭り〟が盛大に行われました。
〝星祭り〟という名前を初めて耳にする方も多いと思いますので、簡単にサラッとご説明させて頂きます。
〝星祭り〟とは・・・
星辰(北辰妙見大菩薩→北斗七星または北極星を神格化した菩薩)に供養をして除災得幸・息災延命を祈る仏教行事です。
日本では平安時代より各お寺で行われ、また宮中の正月四方拝や民間の行事にも取り入れられてきました。
星に対する信仰はインド、中国より伝わるものなので、各寺院での星に対する信仰も道教や易、陰陽五行説などとも複雑に習合しながら成立してきたと考えられています。
当山、妙福寺の〝星祭り〟は妙見大菩薩への供養と共に、法華行者擁護の守護神「鬼子母尊神」の法力を頂き来年1年間の除災得幸(来年1年間、災いが無く、福が訪れますよう)息災延命(健康で長生き出来ますよう)をお祈りするものです。
当日は参拝者の皆さんと読経・唱題(南無妙法蓮華経とお唱えする)を行い、さらに日蓮宗に代々伝わる祈祷法〝木剣加持〟により、各々の本命星を妨げる凶星を払って、除災得幸・息災延命を祈願致し、最後に来年無事にお守り頂けるようお札をお配りし終了致しました。
妙福寺の年中行事も星祭りをもって最後です。参拝して頂いた皆さんはもちろんのこと、妙福寺に縁ある方々全ての善星皆来悪星退散を御祈念申し上げます。
※当山の星祭りは
毎年12月冬至、19:00から行います。
事前にお申し込み頂ければ、誰でも参加可能ですので是非ご参加下さい。
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